グランドサークルにあるグランドキャニオンのドライブ旅行

最終更新日:2024年3月30日

グランドキャニオン

グランドキャニオン

INFORMATION

グランドサークルの中に限定せずともアメリカ全土の中で最も有名な観光スポットとしてグランドキャニオンが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?世界的にも有名な観光スポットであるグランドキャニオンはコロラド川が数百万年という長い年月をかけて大地を削り作り上げた大自然の傑作であり、世界遺産にも登録されています。朝日や夕日に照らされたグランドキャニオンの美しさは言葉では到底言い表すことができません。

見どころスポット

グランドキャニオンには見どころも多く、素晴らしいトレッキングルートも多数あるため、丸1日滞在したとしても時間を持て余すことはないでしょう。たった1時間でも渓谷を下るトレッキングルートを歩くと、渓谷を上から見下ろす風景とはまるで異なる景観を味わえます。グランドキャニオン内のホテルに泊まって朝日や夕日に照らされた渓谷を見ることは何よりの贅沢かも知れません。

しかしながら、代表的なビューポイントであるマザーポイント(Mather Point)ヤバパイポイント(Yavapai Point)の2か所を周るだけでも十二分に満足できるのもグランドキャニオンの特徴です。グランドキャニオンには数多くのビューポイントが存在しますが、この2か所を凌駕するようなポイントは存在しないとも言い換えることができるでしょう。駐車場の傍にあるマザーポイントとヤバパイポイントで景観をゆっくり眺め、ビジターセンターに立ち寄って駐車場に戻っても2時間あれば十分です(以下のmapをご覧ください)。なお、時間があればグランドキャニオンからページ(アンテロープキャニオン)に車で向かう途中にあるデザートビュー(DesertView)に立ち寄ってもよいでしょう。

おすすめの時間‐季節

グランドキャニオンを見るのに最もおすすめの時間帯は早朝と夕刻です。特に日の出の30分前から日の出後の2時間くらいまでは渓谷の表情が刻々と変化します。陰影のコントラストが強く、写真撮影に適した時間帯です。夕刻も同様なのですが、特に夏場の午後は夕立が多く朝の方が天気は安定します。昼間になると陰影があまり目立たなくなり、目で見て壮大さを感じる分には問題ないのですが、写真はメリハリの少ないものになってしまいます。とにかく多少無理をしてでも早起きをする価値は十分にあります。日の出の時間は上記の天気予報サイトよりご確認ください。

グランドサークルは基本的には雨が少ない地域ですが、グランドキャニオン周辺は比較的雨が降りやすい場所です。4月~6月あたりが晴れる日が多いですが、雨が降る日もあります。雨の日が極端に少ない時期(乾季)がないのがグランドキャニオンです。夏場(7月、8月)の午後は夕立が頻繁にあります。一年を通じ、一日中雨が降る日は多くありませんが、かすんでしまうと絶景が見えないこともあります。せっかくのグランドキャニオンが雨で台無しにならないよう、天気予報に応じてルートを直前に変える選択肢もあります(詳細は"グランドキャニオンの雨を回避する"をご覧ください)。

12月~2月は雪が降ります。吹雪いてしまうと視界が悪くなりますし、大雪が降ると道路状況も悪くなりますので、基本的に冬場はおすすめできません。しかしながら、雪の積もったグランドキャニオンは「神が降臨した」と例えられる程の絶景です。3月に入っても時々雪が降ることがあります。3月になると雪で道路事情が極端に悪くなるといったことはあまり起きませんので、雪が降った翌日に晴れた場合は絶景を拝むことができるチャンスです。

グランドキャニオンは標高2000メートルを超えるところにあるため、グランドサークルの中でも気温がかなり低く、他の場所と比べると10℃くらい低い場合もあります。朝晩は特に冷え込むので注意が必要です。感覚的には同じ時期の北海道をイメージしておけば大きなハズレはないと思います。夏場でも薄手の羽織り物、春秋はコートがあった方がよいでしょう。

グランドキャニオンのホテルに宿泊しよう

グランドキャニオン内(または近隣)のホテルに宿泊すれば、早朝や夕刻のグランドキャニオンを無理なく見ることができます。特にグランドキャニオン内のホテルに泊まれば、それ自体が素晴らしい旅の思い出になることでしょう。少し値段は張りますが、グランドサークル巡りで1か所贅沢をするとすれば十分におすすめできる選択肢です。

グランドキャニオン内のホテルは1泊1部屋3~4万円("ホテルの予約"に書いたとおり、2人で泊まれば一人当たりの値段はその半分になります)しますが、値段はともかく予約の難しさもネックになります。空き部屋があれば、キャンセル可能なプランでとりあえず予約してしまうことをおすすめします。数か月前の平日泊であれば一か所くらいは空いていることが多いです。

キャニオン内のホテルが満室の場合、近隣のタサヤン(Tasayan)も候補になります。ビューポイントまで30分くらいで行けますので、夕刻や早朝の渓谷を見る分には十分なロケーションです。値段も下がりますし、予約もキャニオン内と比べると余裕があります。

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