グランドサークルをドライブで旅行する際のベストシーズンを紹介します

最終更新日:2024年2月9日

グランドサークル

グランドサークル巡りのベストシーズンは?

グランドサークルを巡るのに最もよい季節は?との質問をいただくことがあります。結論としては、どの時期であったとしても、ものすごく大きなハズレはないでしょう。冬場のグランドサークルでは降雪することがあることと、いずれのスポットでも夏場の午後は短時間の雷雨の可能性があることくらいが注意点になります。

せっかくのグランドサークル巡りですので、できれば雨天は避けたいところです。グランドサークルはその大半が乾燥地帯に属しますので、雨天に悩まされることは少ないですが、比較的雨が多い地域や降雪に注意が必要な地域もあります。観光スポットごとの特徴は"こちら"をご覧ください。

春(4月・5月・6月)

4月になると積雪することは殆ど無く、4月~5月あたりは降水量も比較的少ない時期となります。気温もほど良く、おすすめの時期となります。航空券の値段もそれほど高くはありませんが、特に日系の航空会社はゴールデンウィーク付近には価格が急騰します。

6月は一年の中でも降水量が最も少ない月となることが多いですので、雨を避けるという観点からは「6月がベストシーズン」と言えなくはないでしょう。気温は少し高いですが、梅雨時期の日本のジメジメ感からは解放されます。航空券の値段もそれほどは高くないです。

夏(7月・8月・9月)

7月、8月は観光客が多く、多くの観光スポットが混雑します。また、場所によっては気温が相当に高温になることがありますので十分に対策するようにしましょう。なお、7月~8月は午後に雷雨が発生することが多いですが、短時間でざっと降るケースが大半です。また、夏休みが始まってからお盆までは航空券の値段も高くなります。

9月に入ると気温も下がり、降水量も減ります。おすすめの時期になります。

秋(10月・11月・12月)

10月は引き続き良好な気候が続きます。朝晩が少し冷えてくることもありますので注意が必要です。11月になるとかなり気温が下がってきます。高地では夜は氷点下まで気温が下がる場合もあります。11月までは雪が積もって交通に支障が出ることは稀です。

12月になると天気が荒れる日も出てきます。大雪が降るとグランドキャニオンやブライスキャニオンの観光が難しくなることがあります。クリスマス以前は航空券の値段は安いシーズンです。

冬(1月・2月・3月)

1~2月は高地では引き続き気温が低く、降雪量も多いです。お正月を過ぎると航空券の値段はぐっと安くなります。グランドキャニオン周辺では大雪が降る日もあり予定の変更を余儀なくされる場合もありますが、雪景色のグランドサークルは絶景であることもまた事実です。

3月になると気温も上がってきて、下旬になれば雪で悩まされることは稀になります。

観光スポットごとの特徴

グランドキャニオン

グランドキャニオンはグランドサークルの中でも比較的雨が多い地域にあります。プランによっては米国に到着した後でも"コースを変更して雨天を避ける"ことが可能です。夏場は午後に短時間の雷雨が降る日が多くあります。冬場は降雪のため観光が難しい場合もあります。グランドサークルの中では天気に悩まされやすい場所です。また、高地にあるため気温が低く、同じ季節の北海道の気温くらいを想定しておけば大きなハズレはないでしょう。12月~2月くらいは降雪にも注意が必要です。

アンテロープキャニオン・モニュメントバレー・アーチーズ・キャニオンランズ

比較的雨が少ない地域にあります。夏場は高温に注意が必要です。冬場に雪が降ることがありますが、雪量はそれほど多くなく、雪景色を楽しむことができるケースが大半です。

キャピトルリーフ・ブライスキャニオン・ザイオン

キャピトルリーフとブライスキャニオンは高地にあり、冬場は降雪に注意が必要な場合があります。ザイオンは標高は高くなく、降雪は少ないですが、夏場は雷雨と高温に注意が必要です。

気温に関する注意点

グランドサークルは気温が高いイメージをお持ちの方もおられると思いますが、実際には観光スポットごとに気温が大きく異なります。標高が大きく異なることが大きな理由です。

特に注意が必要なのがグランドキャニオンです。標高が2000メートルを超える場所にあり、同じ季節の北海道の気温をイメージして下さい。春や秋であっても朝晩はかなり気温が下がりますし、早春や晩秋であれば厚着をしないと観光が難しいケースも多くあります。上記の通り、冬季は降雪する場合もありますのでグランドキャニオンに限っていえば冬場の観光はあまり推奨できません。ブライスキャニオンやキャピトルリーフも高地にあり同様の注意が必要です。

逆に、夏場はどのスポットでも高温に注意して下さい。特にトレッキングをする場合は十分な飲料を持参するようにしましょう。雷雨にも注意が必要です。

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